有村溶岩展望所は桜島がよく見える!アクセス&おすすめポイント3選!

鹿児島県の有村溶岩展望所は、桜島の南岳のふもとにある大正溶岩原に作られた展望所です。一面に広がる溶岩原とそこに根をはるクロマツは、独特の雰囲気を醸し出しており、非日常的な景色が味わえます。

東西にのびる全長約1kmの遊歩道が整備されており、桜島の様子間近で見られるだけでなく、錦江湾も一望でき、天気がいい日には開聞岳も見ることができます。

また、皆さんがよく目にする鹿児島市内側からの横長の桜島の姿とは違い、南岳側から見た桜島は切り立った円錐型をしています。

そして、現在噴火活動が活発な場所が南岳であるため、タイミングが合えば大迫力の噴火の様子も見ることができます。

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鹿児島県の有村溶岩展望所はスケールの大きな桜島を感じられる場所!

鹿児島県の有村溶岩展望所は、桜島港から大隅半島方面に国道224号線を走ると最初にある展望所です。

現在噴火活動が活発な桜島南岳の火口に一番近い場所にあります。駐車場から溶岩原にかけて遊歩道があり、その一角に展望広場が作られています。

広大な溶岩原の一部ではありますが、そこを歩くことでこれまでの噴火の歴史を感じることができます。

遊歩道は4つの見学コースがあり、最長約800mのコースから約150mの車いす対応コースまで用意されているので、階段の上り下りが不安な方にも安心して見学していただけます。

最長コースでは階段の上り下りが頻繁にあり、所要時間20分と参考には書いてありますが、ゆっくり見て回るには30分以上かかると思っていた方がいいと思います。

遊歩道の両側には溶岩がゴロゴロむき出しになっており、足元には火山灰が積もっているところも見られます。見学コース途中にあるトンネルはいざという時の退避豪でもあります。

また、タイミングが合えば噴火の様子を目の前で見ることができます。火口は見えている山(南岳)の右側(東側)8合目あたりにあります。

ゴーという鳴動の音や噴火に伴う爆発音が聞こえることもあります。噴火の規模にもよりますが、白煙または灰色の噴煙が巻き上がる姿は活火山桜島のスケールを肌で感じることができ、感動必死です。

遊歩道の途中には桜島に由来する句碑・歌碑も点在しているので文学にも触れることができます。鹿児島県出身の作家である海音寺潮五郎の碑には「わが前に桜島あり西郷も大久保も見し火を噴く山ぞ」と書かれています。

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2018年のNHK大河ドラマでは西郷隆盛を主人公にした「西郷どん(せごどん)」が放送されていましたが、実際あの時代にもあった桜島の姿を、時代を超えて現在も見ることができるのです。

鹿児島県の有村溶岩展望所の地元民おすすめのポイント3選!

鹿児島県の有村溶岩展望所周辺にはおすすめのポイントが3つあります。

ポイント1 黒神ビュースポット(昭和溶岩地帯展望台)

昭和21年(1946年)の噴火で流出した溶岩が昭和溶岩地帯を形成しました。噴火規模はあまり大きくなかったのですが、溶岩流出量が多く、黒神地区では海上2000mまで達したところもあり、広大な砂浜に溶岩がなだれ込んだのでした。

溶岩を流した最後の噴火でした。桜島の南岳にはこの時の昭和火口と南岳山頂火口の2つがあり、2009年以来のほとんどの噴火は昭和火口で発生しています。昭和火口に注目して観察したい方におすすめの場所が黒神ビュースポットです。

桜島港から約19km、車で約30分。

ポイント2 烏島展望所

大正3年(1914年)の大噴火で流出した溶岩で、沖合に向かって950m、幅1500mの陸地を形成しました。さらに、幅400m、深さ72mの瀬戸海峡がこのときの溶岩によって閉塞され、それまで完全な島だった桜島が大隅半島と陸続きになりました。

流出した溶岩量は約30憶トンと推定されています。大正溶岩地帯の高台にある展望所が烏島展望所です。この場所はもともと海の上に浮かぶ島、烏島だった場所でした。

桜島の沖合500mにありましたが、溶岩に飲み込まれてしまったのです。溶岩によって桜島と完全に一体化し、かつて島だったとは思えないでしょう。ここも噴火のすさまじさを静かに語る場所です。

桜島港から約2km、車で約5分。徒歩であれば約25分。

ポイント3 道の駅たるみず 湯っ足り館

桜島港から車で25分、大隅半島に渡ってすぐのところにある道の駅です。鹿児島市内側から見る桜島とは真反対の桜島の姿を見ることができ、日本最大級のかけ流しの足湯(無料)や天然かけ流し温泉(有料)もあります。

また、レストランではこだわりの地元食材(桜勘かんぱち、桜島どりなど)を使った美味しいご飯が味わえます。

鹿児島県の有村溶岩展望所の基本情報など

●住所
〒891-1545 鹿児島県鹿児島市有村町952

●電話番号
099-298-5111(観光交流センター)

●営業日
通年

●定休日
無休

●入場料金
無料

●駐車場
有、無料

●アクセス方法
桜島港からの距離約11km、車で国道224号線を走り約20分
鹿児島交通「溶岩展望所前」バス停より徒歩すぐ

●トイレ
有(有村溶岩展望所レストハウス内)

●物販所

有村溶岩展望所 まとめ

現在も噴火活動中、噴火警戒レベル3と日本一活発な活動を続ける活火山、桜島。

入山規制もあり火口など近づくことはできませんが、ここまで全容をはっきりと見られる展望所はなかなかありません。

噴火のタイミングに合えば大迫力を味わえますが、火山灰というお土産が降ってきますので、くれぐれも風向きにはご注意くださいね。

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