鹿児島県鹿児島市にある城山公園は、市街地中心部の標高107mの小高い山である城山にあります。明治時代に鹿児島市最初の公園として開設された場所です。
公園内には城山展望台があり、桜島や錦江湾、鹿児島市街地を一望できる王道のスポットとなっています。公園内はクスノキやシダなど温帯・亜熱帯性植物が多数自生しており、自然いっぱいの遊歩道を散策すると大変気持ちいい場所です。
また、この城山という場所は西郷隆盛が戦った明治17年の西南戦争において最後の激戦地となった場所です。そのため、西南戦争にまつわる史跡も多く見ることができます。
鹿児島県鹿児島市の城山公園は眺望が最高!
鹿児島県といえばやっぱり桜島!桜島の存在は知っていて、事前に写真などを見たことがある人でも、実物を見た時の感動は何とも言えないものです。
私は鹿児島に住んでまだ1~2年ですが、毎日見ていても飽きることがなく、桜島の姿を見るたびに感動してしまいます。そんな桜島を鹿児島市内から見るのなら、絶対に城山公園の展望台をおすすめします。
目の前に広がる雄大な桜島と「東洋のナポリ」と呼ばれる鹿児島市街地が一望でき、本当に感動の絶景です。天気が良ければ霧島連山や薩摩半島南端にある開聞岳も見ることができます。
もちろん昼も夜もどちらの時間帯の眺望もおすすめです。ボランティアのシルバーガイドさんがいると写真を撮ってくれて、城山について案内もしてくださいます。
体力に自信のある方は、城山のふもとから歩いて登ることもおすすめです。照国神社の近くに登り口があり、山頂まで緩やかな山道の遊歩道が続いています。
もちろん坂道ではありますが、だいたい30分ほどで登れます。自然のマイナスイオンをいっぱいあびて心洗われる時間になることでしょう。
鹿児島県鹿児島市の城山公園周辺のおすすめの場所3選!
鹿児島県鹿児島市の城山公園は自然の豊かさと眺望の良さが最高ですが、周辺にあるおすすめ場所が3つあります。
おすすめ1 西郷洞窟
城山公園の展望台から徒歩約10分のところにある史跡です。日本最後の内戦である西南戦争が最終局面を迎えようとしていた時、西郷隆盛たちが最後の5日間を過ごした洞窟です。
最近のNHK大河ドラマ「西郷どん」でどんな場面だったかご存知の方も多いかと思います。新政府軍の圧倒的な武力を前になす術もなく、西郷軍の負けは確実でした。
しかし投降することもなく、最後まで仲間とともに戦いぬき、次々と倒れていく仲間と共に亡くなったのです。一見ただの洞窟に見えるかもしれませんが、こういった歴史的背景を知ってから見ると何とも切ない気持ちになる場所です。
おすすめ2 SHIROYAMA HOTEL kagoshima(旧城山観光ホテル)
城山公園の山頂すぐ近くにある鹿児島県の最上級クラスのホテルで、ホテル開業55年を迎えています。
展望露天温泉「さつま乃湯」は地下1000mから湧き出る良質な温泉で、温泉に入りながら目の前に広がる桜島と鹿児島市街地の絶景を見ることができます。
また、こちらのホテルの朝食バイキングもおすすめ。トリップアドバイザーの「朝食の美味しいホテルランキング」で5年連続九州1位を獲得しています。
全国では第6位(2018年)でした。80種類以上の豊富なメニューを揃えた和洋バイキングで、地元の郷土料理も多く味わうことができます。
ホテルメイドのパンやジャムも美味しく、気に入ればホテル内のベーカリー城山で購入もできます。私のおすすめは知覧茶ジャムです。
おすすめ3 照国神社
城山公園のある城山のふもとにある神社です。島津家第28代当主、島津斉彬が祀られている神社です。島津斉彬といえば、NHK大河ドラマ「西郷どん」で渡辺謙さんが演じられていた人物です。
神社はまず巨大な鳥居に迎えられ、境内に入ると島津斉彬の像も建てられています。島津家の当主を祀っていることから、お賽銭箱にもしっかりと島津家の丸に十文字の家紋が刻まれています。
旧暦6月(=7月)に鹿児島の各神社で行われる夏の風物詩「六月灯」という祭りがありますが、六月灯は照国神社のものが一番盛大です。
鹿児島県鹿児島市の城山公園の基本情報など
●住所
鹿児島県鹿児島市城山町・照国町
●電話番号
099-298-5111(観光交流センター)
●入園料等
無料
●休日
公園なのでいつでも入れます
●アクセス
鹿児島空港から車で約50分
JR鹿児島中央駅から車で約15分
JR鹿児島中央駅からカゴシマシティビュー、まち巡りバスで約20分「城山」下車すぐ
●駐車場
44台(普通車37台、大型7台)、無料
●トイレ
公園内にあり
まとめ
鹿児島県鹿児島市の城山公園はおすすめ度の非常に高いスポットです。ゆっくり森林浴を楽しみながら癒されるのもよし、展望台からの絶景に感動するもよしで、周辺の観光場所にも困りません。
鹿児島観光するのであれば、行って後悔しない場所なのでぜひ!