宮城県仙台市から車で1時間ほどの山奥にある定義如来西方寺。山の中というアクセスが難しい場所にありますが、年間100万人ほどの観光客が訪れている有名なお寺です。
中央に本堂があり、右手に五重塔。左手には旧本堂や縁結びの欅があります。本堂右手にある建物ではお守りや御朱印を入手することができます。
また御廟貞能堂、御守授所、鐘楼堂、手水舎、山門は登録有形文化財にも指定されており、みどころがたくさんつまっています。
定義山といえば「三角あぶらげ」!
定義とうふ店は創業明治23年というとても長い歴史をもつお店です。大豆と天然にがりを使用しており、木綿豆腐、絹ごし豆腐、三角あぶらげなど伝統を継承した昔ながらの手作り豆腐が販売されています。
店頭では揚げたての三角あぶらげを購入し、その場で食べることができます。食べ方は揚げたての三角あぶらげに七味としょうゆをたらして食べます。かりかりの外側と肉厚の中身。
そして、できたての熱さにじゅわっとしみ出る味が、素朴な味を際立たせています。2度揚げされていますが油っこさはあまりなく、約15cm、厚さ2cm以上はあるBIGサイズを一人で食べてしまえます。
この三角あぶらげ、多い時には1日で1万枚を売ることもあるということで、お昼時には行列は必須。テーブルは店内と屋外にありますが、ゆっくり落ち着いて味わいたい方は朝早めがおススメです。
定義山みどころ3選!
定義山といえば参拝する場所と思いがちですが、地元民ならではのおすすめポイントが3つあります。
ほたる
泉ヶ岳、白鬚山、舟形山囲まれたこの地は、清流大倉川に恵まれおり、夏場になると多くのホタルが飛び交います。例年7月には定義ホタルまつりも開催されており、ミニコンサートやホタル観賞の説明などさまざまなイベントが楽しめます。
ホタルは日没後1時間後くらいからの15分間がいちばんひかるそうです。ホタルが生み出す命の光。その自然界の美しさで日常を少し忘れてみてはどうでしょうか。
縁結び
天皇塚にある長い歴史を感じさせる欅。これは平貞能公という方がこの地に逃げついたときに護持していた安徳天皇の遺品を埋め、その目印として2本の欅が植えられたもの。
その植えた木がいつしか1本になったことから「連理のケヤキ」と呼ばれるようになり、今では縁結びの神木として多くの観光客が訪れています。
この連理のケヤキですが大正3年に婦樹が倒れ、それを追うように対称年に夫樹が倒れてしまい、現在は根本だけが縁結びの神木として残っています。
五重塔
本堂から少し離れた場所にある五重塔。この塔は平貞能公への感謝と供養の意味で建てられたそうです。塔の周りは庭園でぐるりと囲まれており、緑を思いっきり楽しむことができます。
そばの池には大きなコイもいて、近くまでいくと多くのコイが近寄ってきてくれます。また、餌やり用のコイの餌も販売されています。
日常から少しきりはなされた緑いっぱいの自然のなかで、ほんのひとときの心の安らぎを味わってみてはいかがでしょうか。
定義如来西方寺の基本情報
【場所】
宮城県仙台市青葉区大倉字上下1
【アクセス方法】
・仙台市営バス:
・JR仙台駅西口バスプール10番 定義行き 終点下車
・JR仙山線・陸前白沢駅 定義行き 終点下車
・車:
東北自動車道・仙台宮城ICから約40分
【駐車場】
無料駐車場 普通車500台
【定義とうふ店】
(場所)
宮城県仙台市青葉区大倉下道1-2
(営業時間)
8:00~17:00
※店休日は不定。
まとめ
仙台では有名な「定義如来西方寺」。縁結び・子授・安産のご利益があるということで平日、土日問わず多くの方が訪れています。また、四季折々の様々な景観を楽しむことができます。
家族でもカップルでも、様々な年代のかたに楽しんでいただける場所です。いつもとは違った場所で思い出作りに一度訪れてみてはいかがでしょうか。