今年度は“木枯らし”が無かった代わりに寒くなるのが早かったですね…でもそんなことおかまいなしに子供たちは元気に駆け回る…大人の事情も察して~!(笑)
今回はそんなわんぱくっ子も元気に駆け回れる広大な土地を持つ江東区にある木場公園を紹介します!
木場公園とは…
江東区の木場は江戸から昭和にかけて、家屋などに使用するための建築材を製材する「材木の町」として栄え、当地に公園ができる前は材木業者組合の貯木場がありました。
しかし、埋め立てが進み当地が海から離れてしまったことから、貯木場の機能が新木場(同じく江東区)に移転することになり、その広大な土地を公園とすることが決定しました。
1992年に開園したこの公園は、大きく北側と南側とに道路があるために別れており、この公園のシンボルとも言える歩行者用の大きな陸橋で繋がれています。
また、公園内は“木場”の名に恥じず、多くの木々植えられ大変緑豊かですが、北側の背後には東京スカイツリーを望むこともでき、ここが都心のど真ん中であることを思い出させます。
公園内には大きな芝生広場、バーベキュー場、庭園などなど、様々な施設があり存分に楽しむことができます。
良く整備された広大な芝生「ふれあい広場」とバーベキュー場
公園南側、中心の大部分を占めるのがこのふれあい広場です。広場全体が良く整備された芝生でおおわれており、シートを持ち込んでピクニックを楽しむ家族連れ、仲間とスポーツを楽しむかた、はたまた付近の幼稚園の遠足などなど、皆が思い思いに楽しんでいます。
平日でもそこそこ人はいるのですが、この広場自体がかなり大きいのでストレス無く過ごせます。
また、売店があり牛丼やヤキソバなどの軽食やソフトクリームなども販売しているので、まる1日中、公園内で楽しめます。
●営業時間
9:30~16:30
●月曜日定休
※祝日の場合は月曜日営業でその翌日、年末年始は休業
さらに、広場の南寄りにはドッグラン、北寄りには事前予約制・使用料無料のバーベキュー場が併設されており、お休みの日に道具と食材を持ち込んで、一家で楽しむのもアリだと思います。
洗い場はありますが、道具、食材などはレンタル・販売はありません。テーブルやグリル台、炭も持ち込みです。また、ゴミは各自持ち帰りなので、バーベキュー利用の際は自動車で行くことをオススメします。
様々な遊具で遊べる!冒険広場
様々な施設がある木場公園ですが、特筆したいのは遊具の多さです。それぞれ、「北の冒険広場」「南の冒険広場」と名前がついており、北側は夏期になると解放されるじゃぶじゃぶ池の北隣、南側は大きな陸橋の東隣にそれぞれあります。
北側は目が細か目のアスレチックネットや低めのすべり台、くるくるすべり台など、比較的年齢層が低めの子に向けた構成になっています。
実際、幼稚園に入っているかいないかくらいの子を良く見かける印象。また、この広場の歩道を挟んですぐ隣には多目的広場があり、そこでは小学生くらいの子がよくキャッチボールやサッカーをしているのを見かけます。
南側はすべり台、クライミングウォールやネットのピラミッド、ネットウォールなどを始めとした構成で、比較的年齢層が高めの子向けかと思います。
また、ターザンロープもあり23区内の公園としては相当充実した構成になっていると思います。
お散歩に最適♪色とりどりの花が咲く「都市緑化植物園」
また、ご家庭の庭やベランダでのガーデニングに興味がある方はぜひ立ち寄りたいのがこの「都市緑化植物園」です。ここに植えられている花々は特段、珍しいものがあるわけではありません。
花屋さんやホームセンターなどで手に入るようなごくごく一般的な草花なのですが、限られた土地に洋風、和風など数種類のテーマに分けられて綺麗に配置された草花たちは、とてもよく手入れが行き届いていて生き生きとしています。
休日になると、その庭園の美しさからカメラ趣味の方々が写真の被写体にされている姿もよく見かけるほどです。
また、庭への小物の配置や刈込生垣の見本から水琴窟や枯山水のお庭まで…ベランダではちょっと難しいサイズのものもありますが、できないからこそここにきて浸るのも良いですし、ご家庭でのガーデニングの参考に大いに役立つと思います。
写真にはちょうど背後に東京スカイツリーが写っていますが、こういった本来は“不釣り合い”なものが自然に溶け込んでいるのも木場公園の魅力の一つなのかもしれませんね。
木場公園の基本情報
トイレは北側、南側ともに3~4箇所設置されているのでそこまで困らないと思います。
木場公園は東京メトロ東西線、木場駅が最寄りで徒歩5分程の距離です。また少し遠くはなりますが、東京メトロ半蔵門線清澄白河駅、都営新宿線菊川駅からは徒歩15分程の距離です。
ほかにも都営バス・業10系統、東20系統、「木場四丁目」または、「東京都現代美術館前」バス停よりすぐです。
駐車場は約100台停められる有料駐車場があるので、イベント開催時以外ならだいたい入れます。料金は1時間まで300円、以後30分毎+100円です。
公園の南側、目の前にある首都高速木場ICからですと、公園を挟んでちょうど反対側に駐車場があるようなイメージです。
このように交通の便も非常にいい公園です。公園北側には「東京都現代美術館」も併設されていますので、芸術鑑賞ついでのお散歩なんかにもいいのではないでしょうか。
※東京都現代美術館は改修工事のため、2019年3月下旬まで休館です。