今回は大人も子供もおじいちゃん、おばあちゃんも…たくさんの地元民が集う仙台堀川公園をご紹介します。
「仙台堀川」って?
仙台堀川はもともと、江戸時代(寛永以後)に開削し、運河として利用されていました。江東区をほぼ横断するように流れています。
名前の由来は、現在の清澄公園の辺りにあった仙台藩のお屋敷にこの運河を利用して米などの積み荷を運びいれていたのが由来だそうです。
1980年代に運河沿いの一部を埋め立てて公園としての利用が始まり、現在の総延長は約3,7kmにもなる都内最大級の親水公園です。
小さなお子さまも安心!のびのび自由に駆け回ろう!
約3,7kmにも及ぶ公園は、川沿いに多くの樹木が植えられ、所々に池や広場、遊び場、オブジェ等を設けてあります。
江東区をほぼ横断するほど横長の公園ですが、係員さんがちゃんと整備をしてくださっているので、ゴミやペットのフンの処理もしっかりなされており、小綺麗で歩きやすいです。
また、散策道はしっかりと舗装されている上、公園を造る際にかなり掘り下げて建設をしたようで、遊歩道と大半の道路との交差はアンダーパスとなっています。
信号や横断歩道で途切れてしまう箇所は数える程しかありませんので、ウォーキングやランニングにいそしむ人が多くいる他、お子さまも安心して遊ぶことができます。
壁に描かれている絵やナゾの埴輪をモチーフにしたオブジェと遊具など、ユニークなものもあって散歩しているだけでも楽しいです。
鉄道好きのお子様は大喜び!ディーゼル機関車を間近に見れるガーター橋と南砂線路公園
仙台堀川公園は横長の構造から多くの道路をアンダーパスしていますが、唯一、鉄道をアンダーパスするのが明治通りと清洲橋通りが交差する、境川交差点付近にあるガーター橋です。
この鉄道は「小名木川貨物線」といい、JRが工場で製造したレールを各地に輸送するための路線です。
日によって運行本数はまちまちですが、運よく時間が合えばディーゼル機関車に引かれる貨物列車を間近に見ることができます。
また年に数回、鉄道の設備を検査するための列車「East i-D」も走ります。こちらは運転本数が大変少ないので、本っ当~に運が良ければ見ることができます。
私も数年間、沿線に住んでいて見たのは2回だけ…。どんな列車かわからない方は鉄道好きのお子様に聞いてみましょう!。
また、このガーター橋の真横に仙台堀川公園からこの線路に沿って北の方角へ分岐する南砂線路公園があります。フェンス1枚隔てた目の前を力強いディーゼル機関車が真横を通る風景は大迫力です。
※貨物列車は土日祝日に運休していることが多いようです。平日は基本的に午前に1往復で、ときどき午後にも走っている印象。
※East i-Dは真っ白な車体に赤いラインが入った車体が特徴です。年に数回、不定期で検査に来ているようです。
仙台堀川公園のまとめ
ほぼ江東区を横断する親水公園なので、アクセスは目的の場所によってかなり異なりますが、主な公共交通機関としては東京メトロ東西線や都営新宿線、都営バスです。
自動車でも行けなくはないですが、公園には駐車場が無く、周辺のコインパーキングを利用する形になる上、日中は周辺の一部の道路が混雑していることもあるのでお薦めしません。
また、散策道はけっこうアップダウンがあるので、お子様を乗せた自転車はかなり辛いかも…
ご紹介した他にも、江東区内最古の茅葺き住宅で、土日の日中は内部の見学もできる「旧大石家住宅」や、フナなどを釣れる無料の公営の釣り堀「砂町魚釣場」「豊住魚釣り場」、散策道に沿って植えられた桜並木などなど…都内最長、端から端まで見所いっぱいの仙台堀川公園。
外遊びの楽しさを思い出させてくれるオススメの公園です!