昔から東京下町の浅草にある「花やしき」は老舗の遊園地として有名です。古い遊園地で最新の技術を用いたアトラクションもない、こじんまりした遊園地。
でも未だに潰れず愛されているからまだ存在するのです。人生で一度は行く価値がありますよ。
浅草の繁華街の隣にある「花やしき」は、立地条件にもいいとは言えません。
たぶん、昔からそこにあって、その後に場外馬券場が出来たり、昼間から開いている飲み屋街ができたのかもしれませんが、大人が多く集まる地域にひっそりあります。
日本最古のジェットコースター
昭和28年から走ってます。最高時速たったの42km/h。トンネルの中に入ったり、ゆるく描かれた家の二階にある昭和の物干し場などが走ってるすぐ横に迫ってくるので早くはないしアップダウンも少ないけれどなぜか楽しい。
そして、家族全員が楽しめます。実はこのレトロ感が人気があり、すいてる日でも並んでいる列が長いほうです。でもこれは乗っておかないと花やしきに来た意味がない。ちなみに花やしきの正式名称はローラーコースターです。
花やしきのおすすめポイント3選
地元民ならではのおすすめポイントが3つあります。
ポイント1
狭い空間に遊園地を詰め込んだ感がすごいです。観覧車なんていちばん高いところでも6mです。でも意外に楽しく小さい子供からリピータが多いです。
なんてったって花やしきならではの仕掛けがあるのです。それは・・乗ってみてください。狭い空間でアトラクションを設置しているので1階、2階でスペースを確保してあり、上空で遊べるアトラクションもあって、狭いながらも1日で回れるかが微妙です。
ポイント2
オリジナルのゆるーいアトラクションがたくさんあります。子供でも大丈夫?まだ未就学だけど・・・そんな心配ご無用です。
小さい子が安心して乗れるものがたくさんあります。刺激が少ないけれどゆるく楽しめます。
でも回転系は昔からの乗り物のせいか、加減がきかないので、容赦なく目が回ってしまうので大人は注意しながら乗ることをおすすめします。
ポイント3
浅草大迷路 忍ノ砦は隅の方に目立たない位置にそびえたちます。いわゆる迷路系ですが、今風とは違うのが「忍者」一度入ると待っている大人はしばしベンチでくつろぐ姿をよくみます。
ゲームコーナーや季節ごとにイベントが企画されているのでいつ行っても楽しいです。
怪奇的要素が含まれている遊園地
実はアットホームなアトラクションが多い花やしきですが、歴史も古く、各所に怪奇的なアトラクションがあります。
お化け屋敷はもちろんですが、「スリラーカー」という闇を走るアトラクションです。又、ゴーストの館、3Dキネマ館が館の2階にあります。
ふと、廊下にその建物の説明が書いてあります。読んでみてください。リアルな話だけに怖い話です。そしてその建物に今、自分がいるのです。何とも奇妙な空間です。
花やしきの基本情報
【概要】
ファミリーからカップルまで楽しめる東京・浅草の遊園地。
【営業時間】
10:00〜18:00(季節・天候により異なる)
【チケット情報】
大人(中学生以上〜64歳) 1,000円 小人(小学生) 500円シニア(65歳以上)500円 乗り物券1枚100円、他にフリーパスあり。
【アクセス方法】
地下鉄銀座線・地下鉄浅草線・東武スカイツリーライン「浅草」駅から徒歩5分
【駐車場】
なし。
【混雑情報】
人気のローラーコースターや観覧車など混雑アトラクションは決まってますが、2時間待ちとかはあまり見たことがありません。
【トイレ】
館内、園内どこにもあります。
【穴場スポット】
ビックリハウスです。回転率がいいのか並んでも早いです。
【カフェ】
残念なお店が多いです。売店ではアルコールが置いてあるので嬉しいのですが、メニューはあまりおすすめできません。お弁当持参をおすすめします。
【HP】
https://www.hanayashiki.net/
花やしきのまとめ
地元民としては、昔から親しんでいる場所で、世代を超えて遊べます。最近は古いレトロな部分とちょっと近代ぽいイベントもしているのでそのアンバランスがカップルにうけます。
電飾の夜景や謎説き、色んなアニメなどとのコラボなど楽しめます。花やしきで遊んだあとは、浅草を食べ歩きしたり、参道を楽しんだりして1日中満喫できます。
家族からカップル、大人同士などもゲラゲラ笑いながらも花やしきにまた来たい!と思わせる魅力があるレトロな遊園地です。
平成が終わっても残しておきたい遊園地の一つですね。