長野県小布施町という場所には、9月になると朝6時から整理券を待つ長い列ができるお店ががあるんです。それが老舗の栗菓子専門店、小布施堂の栗の点心朱雀。
そもそも小布施町は栗と歴史の町として昔から有名で、あの葛飾北斎や小林一茶が、晩年足しげく訪れていた場所だそうです。
そして、栗がなぜそんなに有名なのか?というと、あの水戸の黄門様が関係しています。
旅をされていた黄門様が、この小布施に訪れてここの栗を食べた時に、あまりの美味しさに水戸の自分の屋敷の庭にも小布施の栗の木の種を植えて、食べていたという話があります。
小布施町は一家に一本栗の木というくらい、栗の木があるそうです。日本全国栗の木があるのは珍しいことでははないですが、ここ小布施の栗が美味しいのは、土壌が関係しています。
小布施の土壌は水はけがよく、日当たりがいい酸性の土壌だからだそうです。美味しい栗にはこの条件が必要なんですね。
小布施の栗の点心朱雀は一体なに?
これは、見た目はまるでモンブランのような感じなんですが、まず、その大きさにびっくりするのと、食べてびっくりです!
なぜ食べた時にびっくりするのかと言うと、通常のモンブランを思って食べると全く違って、あのクリームの甘みがこないんです。
それは、この小布施堂の朱雀は、栗だけを使って作ったモンブランの形をした栗菓子で、生クリームやスポンジ生地は使ってはいません。あるのは、真ん中に栗餡が入っているだけで、あとは全部栗!
でもこの朱雀が大人気なのは、味や見た目が凄いだけじゃなくて、食べられるのが9月の中旬から10月の中旬までの約1ヶ月だけ、栗の収穫される時期だけの限定スイーツだからなんです。
小布施堂 栗の点心朱雀おすすめのポイント!
●ポイント1
朱雀を食べるには、朝6時から並んで朝8時30分からお店で配られる整理券「朱雀券」をゲットしなくてはいけません!
えーーーー!6時!て感じになりますが、この1年に1回のこの期間には、列ができるほど並びます。なぜなら、朱雀は毎日400個限定だからです。
でも、朱雀券さえもらえれば、食べる場所と時間が指定された指定席になっているので、あとは安心して待つだけです!
●ポイント2
甘くない朱雀は食べたいけれど、甘いモンブランも食べたい!という方には、小布施堂本店の姉妹店えんとつさんの、モンブラン朱雀がおすすめです。これは、中に栗の甘露煮を砕いた物をイタリアのアイスに混ぜた物が入っています。
こちらのモンブランは甘さが少し強いので、セットでジュースを選ぶと、ジュースの甘さがとんでしまう感じなので、モンブランを食べる前に飲むか、モンブランについてくるチョコを食べながらジュースを飲むのがポイント。
ここえんとつさんにあるのは、このモンブラン朱雀と飲み物のセットのみだけですが、嬉しいことに、このモンブラン朱雀は通年販売されています。
●ポイント3
小布施堂には、モンブランだけではなく栗をふんだんに使った和菓子が揃っています。どれも栗がメインの美味しいものばかりで、お土産に購入するのがおすすめです!
小布施堂本店の基本情報
【場所】
長野県小布施町808
【電話番号】
026-247-2027
【営業時間】
9時~17時 喫茶10時~16時 食事11時~15時
【定休日】
なし
【駐車場】
あり 幟の広場駐車場25台
【アクセス】
車でお越しの際は上信越自動車道小布施インターから10分
電車でお越しの際は長野電鉄小布施駅から徒歩10分
まとめ
小布施堂の栗の点心朱雀、この整理券が配布されるのは平日は午前8時30分から、土日は8時からです。
こちらは持ち帰り、予約販売はできませんが、モンブラン朱雀には通販で購入できるモンブラン朱雀があります。
こちらのモンブランは、あの叶姉妹がモンブランの中で一番美味しいと言っているほどの物です。
栗の点心朱雀、1年に1度のこの貴重なモンブラン、ぜひ1度食べてみませんか!