全国で人気が上位に入る宮島の夏を彩る宮島水中花火大会です。水中花火船より海中に投げ込まれた水中花火は大音響と共に炸裂し、朱の大鳥居や嚴島神社の社殿を幻想的に浮かび上がらせます。
日本花火百選で最高のロケーションということでアマチュアカメラマンにも大人気です。それだけ有名な花火大会のため見物客も半端なく多く一度は見に行きたい花火大会なのに躊躇してしまう人も多くいます。
地元民がこっそりと宮島水中花火大会の鑑賞攻略法を解説します。
広島県廿日市宮島水中花火大会の魅力に迫る
広島県廿日市市で毎年8月に開催される宮島水中花火大会は、なんといっても水中花火が魅力です。
嚴島神社大鳥居沖合400mの海上より全国でも非常に珍しい尺玉の水中花火が何と100発も打ち上がります。
水中で破裂するためお腹の底まで振動が伝わります。ぜひ水中花火をできるだけ近くで見てほしいです。
広島県宮島水中花火をゆっくりと鑑賞するための攻略法3選!
宮島水中花火大会は国内の花火大会の中でも人気上位のため当日は大混雑します。しかし、地元民は意外にゆっくりと花火を楽しむコツを知っています。地元民ならではの情報を解説します。
行き帰りの大渋滞対策
一番に抑えなければならないポイント、宮島水中花火大会は「厳島」という島で行われます。厳島へは船を使って行く他ありません。
そのため、花火が終わっても船を待つ大行列ができて帰るに帰れない状況が続きます。厳島へは本土の宮島口よりJR宮島フェリーか松大汽船で行くことができます。
花火大会当日は非常に込み合うため少し早めに行くことをお勧めします。宮島口までの高速道路をはじめとして付近の一般道路も大渋滞します。駐車場探しも大変です。
宮島口からのフェリー利用は相当な混雑を覚悟しなければいけませんが地元民はその他の手段で厳島へ渡る人も多くいます。それは広島港から厳島へ高速船で渡るという方法。
広島港の近くまで高速道路が繋がっていて大きな渋滞もありません。更に広大な駐車場もあるので比較的容易に駐車することができます。高速船も往復券を購入して乗船すれば責任をもって連れて帰ってくれます。
こちらの手段で厳島へ渡ることで花火大会の終了後もJR宮島フェリーや松大汽船に乗るための大行列に巻き込まれなくて済みます。
やや割高になるものの混雑に巻き込まれることなく帰れるので高速船での花火見物を検討してみる価値は大いにあると思います。
宮島水中花火大会の場所取りのコツは当日の潮位にあります
厳島に到着後、花火を見る場所取りについて宮島水中花火大会を知り尽くした地元民がこっそりと教えます。厳島は瀬戸内のため潮の干満差が凄く大きいです。
24時間の間に干潮、満潮があり花火大会の場所取りはその潮位が大きく影響します。花火の上がる時間に潮位がどの程度か、花火終了時には潮位がどうなっているかを知っているのと知らないのでは場所取りにかなり影響してきます。
地元民はこの潮位について事前に調べて花火大会の場所取りをします。最も場所取りが容易にできる潮位は花火の打ち上げ時に干潮付近であれば花火見物の良い場所も容易に確保することができます。(打上前に干潮付近であれば花火見物客は砂浜で容易に場所確保ができます。)
反面、打ち上げ時に満潮付近であれば砂浜に降りて花火を見ることができなくなるので場所の確保は非常に厳しくなります。宮島水中花火大会に行く際は花火大会当日の潮位を確認していくことが重要です。
宮島水中花火大会の打ち上げまでの待ち時間を堪能
宮島水中花火の打ち上げまでの待ち時間は有効に活用したいものです。お勧めはやはり厳島神社参拝です。また、付近には数多くの食堂などが軒を連ねていて牡蠣やアナゴを使った名物料理を楽しむことができます。
屋台も当日は沢山並びますが高いのが難点です。特に飲み物などは通常価格の1.5倍から2倍近い価格になるので事前に持っていかれることをお勧めします。
仮設トイレも数多く設置されますがそれでも足らない状況です。花火が上がる前には余裕をもって行っておきましょう。
広島県宮島水中花火大会の基本情報
【概要】
宮島の夏を彩る一大イベントがこの宮島水中花火大会です。
【開催日程】
2019年8月24日(土) 19時30分~20時30分
【開催場所】
嚴島神社大鳥居沖合400mの海上の打上げ台船
【アクセス方法】
・宮島口桟橋から船で10分
・広島港から船で22分
・マリーナホップから船で25分
【花火の種類】
約5,000発(単発・スターマイン・UFO・型物等)
水中花火:150発(尺玉(30㎝)100発)
【有料観覧席】
特別観覧席
2019年7月1日(月)午前9時よりお電話のみで受付
お申込先:宮島水中花火大会実行委員会(宮島観光協会内)
TEL(0829)44-2011
料金:1席 6,000円(1本のお電話で6席までお申込可)
宮島水中花火大会のまとめ
世界遺産に認定された宮島で毎年開催される宮島水中花火大会は多くの見物客で賑わいます。ただ厳島という島で開催されるため行くことを躊躇されている方も多くいます。
事前に情報収集することで比較的混雑を避けてみることも可能なのでぜひ一度、宮島水中花火大会に行ってみてください。