平成27年日本遺産に登録された広島県尾道市で毎年開催される西日本有数の花火大会です。すみよし花火は非常に歴史が長く、江戸時代中期から続いています。
水中花火、早打ち、スターマイン、音楽花火を中心に約1万発を超える花火が夜空と海面を彩ります。花火は尾道水道から打ち上がるため市街地からの見物の他、対岸の向島や千光寺、浄土寺山等、360度全ての場所から鑑賞できます。
地元民お勧めはぜひ山の上から尾道の夜景と花火のコラボレーションを見てほしいのでお勧めのスポットをご紹介します。
広島県尾道市のすみよし花火大会!!夜景と水中花火が最高!!
私の地元、広島県尾道市で毎年7月の最後の土曜日(その年によっては8月の初めの土曜日)に開催されるおのみち住吉花火大会は、なんといっても1万発を超える花火が90分かけて尾道水道から打ち上がります。
その中でも特に水中花火が最高です。海上から打上るため水中で開く花火は海面を七色に染めて感動間違いなし。
また、日本遺産尾道のタイトル「尾道水道が紡いだ中世からの箱庭的都市」とされており山頂から望む箱庭夜景は素晴らしいの一言です。夜景と花火のコラボレーションをぜひ体感していただきたいです。
広島県尾道市で開催のおのみち花火大会の地元民おすすめのポイント3選!
意外に穴場、地元民ならではの花火を見る最高のスポットを3つ紹介します。
ポイント1 浄土寺山展望所
地元民の一押しです。尾道の東側に位置する浄土寺山山頂には展望所がありそこから俯瞰的に見る花火は感動間違いなし。
特に尾道の夜景と一緒にパノラマ的に花火が楽しめるので一度は見ていただきたいです。浄土寺山展望所には浄土寺から遊歩道を30分ぐらい山歩きが必要なので体力に自信のない人は展望所の裏手まで車で行くことが可能です。
裏手の駐車スペースはあまりないため早めに到着する必要があります。地元民の経験では午前中です。こちらの駐車スペースは超穴場で地元民も知らない方が多くいます。
また、出店や食事する店が全くないため家族ずれなどの見物客はほぼいません。反面、アマチュアカメラマンが多くいます。夜景と花火見物のみなら十分場所の確保は可能です。
ポイント2 向島
花火をゆっくり見たいという方は対岸の向島から見ると比較的空いて楽しく花火を見ることができます。向島までは尾道より渡船が随時行き交っているので容易に行くことができます。
向島からだと渡船で渡った場所付近でも花火を直ぐ近くから見ることができます。向島から見る花火は渡船とのコラボレーションや造船所のクレーンなどと花火が絡み港町特有の雰囲気を体感することができます。
すぐそばで見る花火は爆音とともに大迫力の花火が楽しめます。渡船は尾道市街地から3ルート航行していますが、花火見物を目的とするのであれば尾道渡船が良いと思います。
渡船から降りたところから花火が見れます。渡船の代金は大人一人100円です。
ポイント3 千光寺山公園
千光寺山公園から見る花火もお勧めです。見物客は多いものの公園内は広いので花火をゆっくり見て楽しむことができます。
千光寺山公園は尾道を代表する公園で花火の打ち上がるまでの待ち時間には古寺巡りなど楽しむことができます。また、尾道市街地から千光寺山公園までロープウエイが運行されているので家族連れやお年寄りの方でも安心して行くことができます。
千光寺山山頂から見る花火も俯瞰的に見えるため、瀬戸内の島々や天候に恵まれれば遥か四国山脈まで見ることができます。
公園内は広いのでどの場所からも花火を見ることができますが懐中電灯などの装備を準備しておく方がよいでしょう。
広島県尾道市で開催のおのみち花火大会の基本情報など
【概要】
広島県尾道市で毎年開催される西日本有数の花火大会です。水中花火、早打ち、スターマイン、音楽花火を中心に約1万発を超える花火が夜空と海面を彩ります。
【開催日程】
2019年7月27日(土)雨天の場合は翌日になります。
【アクセス方法】
JR尾道駅下車
高速道路:東側から来られる方は福山西インター下車後、10分程度
高速道路:西側から来られる方は尾道インター下車後10分程度
【混雑情報】
当日は非常に混雑します。できるだけ早めに現地に入ることをお勧めします。目安は午前中です。JRで来られる方は帰りの混雑が凄いです。花火見物を早めに切り上げる等の対策が必要。
車で来られる方は駐車場が非常に少ないため午前中に駐車場を確保しなければいけません。市内の駐車場は時間制のため駐車料金が高くなります。
地元民お勧めは千光寺公園にある駐車場の利用です。こちらは1日駐車して600円です。こちらの駐車場へ早めに止めて花火までの待ち時間は尾道市内見物が良いと思います。
千光寺山公園と市街地はロープウエイが行き交っているので駐車後、市街地へ降りて尾道の市内見物も楽しむことができます。
【トイレ】
トイレはほぼ困ることが無い程度に設置されていますが、浄土寺山展望所にはトイレがありません。
【穴場スポット】
花火を山の上から俯瞰的に見えるスポットがお勧めです。千光寺山公園から見る花火は目の前で花火が開きます。夜景と花火のコラボレーションは他に例を見ない花火大会です。
・浄土寺山展望所
・千光寺山公園
・向島
【花火の種類】
水中花火、早打ち、スターマイン、音楽花火 毎年1万発以上 90分程度
【有料観覧席】
なし
【無料観覧席】
尾道市役所駐車場付近
【場所取り】
場所取りは前日から行われており初めて訪れる人では場所確保が難しいです。しかし、花火打ち上げ場所が海上のため市内何処からでも花火を見ることは可能です。
【屋台情報】
商店街に夜店がたくさん並びます。
【周辺のホテル】
ホテル、旅館は沢山ありますが花火大会当日はほぼ満員のため予約を取ることは困難です。どうしても宿泊を計画したいのであれば尾道市の隣町、福山市や三原市(何れも尾道から20㎞程度)で宿泊を検討した方が良いと思います。
【周辺の食事場所】
尾道は「尾道ラーメン」が有名です。花火大会当日はどこのお店も行列ができて大変です。できればお昼は軽いもので済ませ、15時以降にラーメン店に行けば比較的容易に食べることができます。
すみよし花火大会のまとめ
すみよし花火大会には毎年30万人近い見物客が訪れています。そのため、当日はどこへ行っても混雑は避けられませんが地元民の情報を収集することで意外に楽に花火を見物することができます。ぜひ日本遺産 尾道のすみよし花火大会に来てほしいですね。