1928年にシルクエンペラーと称された片倉財閥が地域住民のための温泉、社交娯楽施設として、諏訪湖畔に作られた『片倉館』。
洋風なたたずまいは、諏訪湖畔のシンボル的な役割を果たしています。レトロ感満載の建物は平成23年には国の重要文化財に指定されました。
今回は、地元民の私が片倉館の魅力をお伝えしたいと思います。
片倉館の『千人風呂』は全国でも類をみない温泉施設
浴室に入ると、まず目を引くのが、異国情緒溢れる彫刻やステンドグラス、柱などに施されている装飾の豪華さ。
そして、浴槽は大理石でとにかくデカイ!!露天風呂がないこともあり、浴室中央にでん!!と鎮座しています。
『千人風呂』の名前の由来のごとくの広さです流石に千人は入浴不可能ですが、100人入浴が可能な広さなのだそうです。
そんなに混んでないですけどね(汗)
水深はなんと1・1メートル。お風呂で、この深さは全国どこを探してもここだけではないでしょうか。
しかも、底には玉砂利がしいてあります。珍しいずくめの温泉です。
遊園地の乗り物ではないですが、身長1メートル20cmある子でも、ちょっと一人での入浴は危険です。頭10cmしか出ませんからね・・・
テロマエロマエのロケ地にもなりました
阿部寛さん主演でヒットした映画『テロマエロマエ』映画のロケ地としても使われました。
確かに、洋風の外観と、浴室は古代ローマを彷彿とさせます。入浴しながら、心が古代ローマに勝手にタイムスリップしてしまうような不思議な感覚に囚われます。
館内には当時のロケの様子をパネルなどで紹介しています。
また、長野をロケ地としたドラマや映画にもたびたび登場しているようです。
片倉館の会館内も公開中!!
『千人風呂』に隣接している洋館もとにかくおしゃれです。中に入ってみたい衝動にかられます。
見学料は大人350円 中学生までが100円です。予約制ですが、希望者には館内をガイドつきで見学もできます。見学時間は45分程。
最低人員は5名以上からです。見学料は1人大人500円、小学生までは1人300円です。
150円上乗せしてガイド付きでの見学はただ館内を見学するとより、『片倉館』を知ることができるので時間があえばガイド付きをおすすめしたします。
毎月第二、第四火曜日は休館日です。見学時間のコースなど詳細は予約の際にお問い合わせください。
電話番号:0266-52-0604
貸切個室と諏訪湖ホテル利用でお得!
入浴後の休憩所は、食堂を兼ねた大広間がありますが、ゆっくりくつろぐなら、貸切個室を利用するのもよいでしょう。
3名~10名程度までで、入浴と休憩セットが大人1200円 小人800円、休憩のみだと大人1000円小人600円で利用できます。
ちなみに入浴料だけですと大人650円小人(3歳以上~小学生)450円なので貸切個室を利用するなら、セットにした方が断然お得。
追加してやっぱりお風呂入りたいとなったら、おそらく追加200円では済まないような気がします。(現地にて交渉すれば?わかりませんが…)
貸切個室利用はグループで来た場合、お風呂に入らない人と入る人で別料金の設定もできるようなので便利です。
諏訪湖畔の観光を思う存分楽しみたい方は『片倉館』グループの経営ホテル『諏訪湖ホテル』に宿泊すると、『千人風呂』の無料入浴券がホテルより支給されますので、宿泊ホテルを『諏訪湖ホテル』にするのもいいかもしれません。
片倉館のまとめ
『千人風呂』では温泉の概念を覆されるような初めてづくしが沢山です。
休憩室の大広間にある『食堂』では、お客さん自らレンジでチンして食べる郷土食や総菜があり、私個人としては少々引きました。
ですので、信州にきてまで『レンチン』は無いわ~と感じる人は、食事は食堂ではなく、外にでてされることをおすすめいたします。
高速道路を利用されるお客様は諏訪のサービスエリアのレストランおすすめです。信州ならではのメニューが諏訪のサービスエリアでは上下線とも充実しています。
また、エリア内にも温泉があります。(有料ですが)高速道路のサービスエリア内の温泉にも興味がおありでしたら立ち寄ってみてください。
『千人風呂』もエリア内の温泉にもタオル&バスタオルはありません。レンタル!という手もありますが、極力出費を抑えたい方は、マイタオルのご持参をおすすめいたします。