安曇野アートヒルズミュージアムはガラスショップをメインに、ガラス作家エミール・ガレの作品を展示している美術館や吹きガラス工房、ガラス作品の製作体験ができるコーナーなどがあります。
アートヒルズミュージアムは9,327㎡の敷地に建ちます。公園などの敷地面積ほどではありませんが、館内のショップの広さには驚かされます。
他にも館内にイタリアンレストラン、別棟も2つありお食事処と安曇野のお土産ショップがあります。
エミール・ガレの作品を展示する美術館、吹きガラス工房、ガラス制作体験を行うワークショップ、広々としたショップ、テラス席からの眺めが自慢のイタリアンレストラン、別棟2棟では信州の果物や地酒の販売の他、気軽なお食事を楽しめる軽食コーナーがあります。
安曇野アートヒルズミュージアムはリピーターも多くいます!
アートヒルズミュージアムはショップがメインですが、ショップでは買い物だけでなくガラス製品を鑑賞する楽しみもあり、リピーター人がいます。
実際に県外の知人を案内すると、その後また訪れるという人が何人もいます。
小高い場所から安曇野の風景を眺め、落ち着いた雰囲気の中でガラス鑑賞することでのんびりとリラックスできる人が多いようです。
館内のレストランQUINDICI(クインディチ)からの見晴らしもとてもいいです。
安曇野アートヒルズミュージアムを訪れる前に知っておきたいおすすめのポイント3選!
広いショップガラス製品の多さに圧倒されます
アートヒルズ内のショップは本館1階、中2階、2階の3フロアに分かれます。
その種類も様々で、1000円以下から100万円以上もする作品まであり、食器はもちろん、インテリア・雑貨、アクセサリー、ステーショナリーなど多彩です。
また、工芸作家の作品、ヴェネチアンガラス、北欧ガラスなどもあります。
ヴェネチアンガラスのコーナーにはVENINI、Nason & Morettiなどの工房のガラス作品が展示販売されています。
VENIN はイタリアのムラーノ島で1921年創業の老舗ブランドです。Nason & Morettiは1923年、やはりイタリアのムラーノ島で創業しました。透明度の高いガラスが特徴です。
両工房ともムラーノ島での創業ですが、そもそもヴェネチアンガラスは別名vetro di Murano; ヴェートロ・ディ・ムラーノ (ムラーノ島のガラス)とも呼ばれ、イタリアヴェネト州の州都ヴェネチアの地域ブランドです。
しかし、地域ブランドとはいえかつてヴェネチア共和国として栄えたヴェネチのガラスは技法、デザインなど世界中のガラス工芸に影響を与えました。
そんなヴェネチアンガラスのコーナーの作品はなんといってもスタイリッシュといった感じです。本当に洒落たデザインのものが並びます。
いろいろな作品が並びますが、特に興味を引くものがガラスペンです。デザインも豊富で美しくおすすめです。ガラスペンを使った感想は思った以上に長く線が引け、使い勝手がいいということです。
ガラスペンとともにガラスペン用のインクも販売されています。もし、インクがなくなったらと思う方もおられるでしょうが、そのような場合、市販されているペン用インクの染料タイプがおすすめです。
顔料タイプは固まりやすいのでおすすめしません。染料タイプなら、途中でインクの色を変えたいときや使い終わった後に水で簡単に洗えます。
ガラスペン以外にも、香水瓶など面白いデザインのものがたくさんありました。北欧ガラスのコーナーは素朴で温かみのある作品が多いように感じられました。
アートヒルズミュージアムではNANNA & ANDREWというブランドを扱っていますが、どうやらデンマークでNANNA さん、 ANDREWさんというご夫婦での作家活動をされているブランドのようです。
現在インテリアでも北欧スタイルが人気ですが、そんな雰囲気に合うアイテムがたくさんありました。また、北欧のデザインは和のデザインと相性がいいので、和室に合う作品もきっと見つかると思います。
エミール・ガレ美術館
ガラス作家の名前を聞けば多くの人がまず、最初にエミール・ガレを挙げます。そのようにガラス好きの人たちに人気のガレですが、ガレを知らないという人も作品を観ればその魅力がすぐに伝わると思います。
なぜなら、ガレは日本美術に影響を受け、そのモチーフは草花やトンボなどの自然物で、日本人の感性に近い作品を制作していたからです。
「アール・ヌーヴォー」の旗手と言われたガレの作品の中にある日本的な美を見つけるのも楽しく、とてもおすすめです。
●入館料
800円 (小学生以上)
10名以上の団体 一名720円
心身に障害のある方 720円
心身に障害のある方の付き添いの方 1名は無料
ガラス製作体験
ガラスの製作体験は種類も多く小さなお子様(体験の種類によっては年齢制限あり)も楽しめます。
吹きガラス体験 溶けたガラスを吹き竿で吹いて膨らませる工芸です。テレビなどで見た方も多いと思います。
フュージング体験 いろいろな形や色のガラスを組み合わせ電気炉で溶かして焼きます。
サンドキャスト 4か月から3歳児までを対象としたもので、平らにならした砂の上に手を置き、型を取ります。そこに溶けたガラスを流し込み、手型を作ります。ペットのワンちゃんも前足でも体験できます。
そのほかにも万華鏡作りや、トンボ玉体験など各種あります。
※各種体験は、予約の必要なものやお休みなどの場合もありますので、アートヒルズミュージアムにご確認ください
安曇野アートヒルズミュージアムの基本など
【住所】
長野県安曇野市穂高有明8161-1
【時間】
(夏期)4月1日~10月31日 9:00~18:00(美術館は17:30最終入館)
(冬期)11月1日~3月31日 9:00~17:00(美術館は16:30最終入館)
【定休日】
美術館、レストラン 火曜休日(GW、8月、年末年始を除く)
夏季 美術館とレストランを除き全館休館日は無し
【アクセス】
マイカーを利用の場合 長野自動車道安曇野ICから15分
公共交通機関利用の場合 松本駅からJR大糸線穂高駅下車 安曇野周遊バス(4月~11月)
お問い合わせ 安曇野市観光情報センター 0263ー82ー9363
公共交通機関利用の場合 松本駅からJR大糸線穂高駅下車 タクシー約10分
【混雑情報】
GW、夏休みなど安曇野ICを出て多少混雑はありますが、そこを抜ければアートヒルズ付近に混雑はありません。
【周辺の食事場所】
アートヒルズに面した県道25号線(山麓線)沿いには、レストラン、食堂、カフェ、蕎麦屋などがたくさん立ち並んでいます。
安曇野アートヒルズのまとめ
安曇野アートヒルズでは、ゆっくりとガラスの鑑賞とショッピングができ、お土産や記念の品を選べます。景色も楽しめますので、ぜひ訪れてみてください。