安曇野市と大町市の間にあって、長寿の村とメディアにも取り上げられた松川村。
信州はあの「いわさきちひろ」の両親が生まれた場所で、松川村はそのご両親が開拓農民として住んだ場所です。
そして、ちひろの思い出の多い場所でもあります。その松川村に建てられた「安曇野ちひろ美術館」。
その美術館では、年間を通していろいろなイベントがおこなわれていますが、2018年から始まったものが、キャンドルドリームというイベントです。
これは、美術館横の芝生の公園に、イルミネーションではない、暖かみのあるキャンドルを灯すのです。
そのキャンドルは、昼間のイベントに参加した方達の絵が描かれた筒の中に灯されています。
始めたばかりのイベントにも関わらず、まだ夜は寒い松川村ちひろ美術館には、子供から大人までが訪れています。
ちひろの水彩技法!
いわさきちひろといったら、あの独特の絵の具の使い方です。
その使い方を、このイベントでは教えてもらえて、キャンドルを入れる筒に付ける絵を描きます。
その水彩技法とは、①白抜き②たらし込み③渇筆法④潤筆法 というのがあるのだそうで、
なんとなく描かれているようだと思うような絵に、こんなにたくさんの技法があるだなんてびっくりです!
キャンドルドリームおすすめポイント!
ポイント1
キャンドルドリームは、昼間からいろいろなイベントを行っていますが、キャンドルを点灯するのは暗くなってからです。
まだ寒いこの時期で、温かい食べ物や飲み物が欲しい!そんな寒さをやわらげてくれる物が用意されています。
ピザ釜を使って、りんごが乗ったピザを自分で焼く体験をして食べれたり、ホットアップルジュースや、
松川村のお母さん達特製のコーンクリームスープが売られているので、温まりながらキャンドルを見ることができます。
ポイント2
このちひろ美術館の周りには夜営業しているお店はないんですが、唯一嬉しいことに、すずむし荘さんという、温泉施設があります。
ここは天然のラドン温泉になっていて、男女のお風呂ともに、内湯と露天風呂があります。
お風呂は岩風呂になっていて、天然の温泉なのでいろいろな効能があり、人気の温泉施設なんです。
なので、キャンドルを見て冷えてしまったら、すぐそばのこのすずむし荘さんに寄っていくのがおすすめです。
ポイント3
キャンドルが飾られているのは、美術館横の芝生の広場でで、その広場の横にはいろいろな体験が出来る体験交流間館という建物があるんですが、ここでは、ハンドベルの演奏を聴くことができます。
キャンドルの灯りが並ぶ光景にあった優しい音色の演奏を、聴くことができます。
安曇野ちひろ美術館基本情報
【場所】
長野県北安曇郡松川村西原3358-24
【電話】
0261-62-0772
【開館期間・時間】
3月~11月 9:00~17:00
GW・お盆 9:00~18:00
【休館日】
第2・4水曜日 お盆期間は無休 12月~2月は冬季休館
【駐車場】
あり 無料200台
【入館料】
大人800円 大学生700円(学生証提示必要)
65歳以上700円 高校生以下無料
【アクセス】
お車でお越しの方は長野自動車道安曇野ICから30分
公共機関でお越しの方は大糸線信濃松川駅からタクシーで5分
レンタサイクルで15分
徒歩30分
ちひろ美術館 まとめ
ここ松川村のちひろ美術館は、東京にある美術館開館20周年の記念に建てられた美術館です。
信州出身のちひろのご両親が、開拓農民として住んだこの松川村は、自然が多い静かな場所です。
そんな自然の中にある美術館で行われるキャンドルドリームのイベントは、綺麗なだけではなく、
絵の勉強までができてしまうなんていうおまけまでがあって、しかもそれが無料でやらせてもらえるんです。
3月から開館するちひろ美術館に併せてのこのイベント。
ちひろが愛した松川村に訪れながら、素敵な夜を過ごしてみませんか?