奈良春日大社はみどころ満載!鹿みくじ&角きりイベントが人気!

奈良公園内にある「春日大社」は世界遺産にも認定されている、創建1250年を迎えるとても歴史の古い神社です。

奈良に都ができたころ、日本の国の繁栄と国民の幸せを願って藤原氏の手によって社殿が造営され、氏神でもある尊い神々が祀られています。

国宝の「御本殿」だけでなく、春日大社が所有する国宝、重要文化財が数多く所蔵されている国宝殿などが有名なこともあり、国内、海外からの参拝客があとをたちません。

春日大社では通常参拝と特別参拝の二種類を選択することができます。通常参拝の場合拝殿前の幣殿・舞殿まで行くことができ、ここでお参りをすることになります。

特別参拝を選択した場合、南門のそばにある受付で初穂料を納めることにより本殿近くの中門まで行くことができ、中門の前でお参りすることができます。

有料エリアに入ることにより、東回廊・南回廊といった鮮やかな朱色の回廊も歩くことができ、また様々な種類の灯篭、樹齢700年を超える杉、七種寄木といった珍しい霊木なども観ることができます。

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春日大社の燈籠の数はなんと日本一!

春日大社には、参道から本殿まであわせると石燈籠約2,000基、釣燈籠約1,000基とあわせて約3,000基もの燈籠が並んでいます。その数なんと日本一。

燈籠はその時代時代の人々が家内安全、商売繁盛など様々な願いを込めて寄進したものです。

燈籠一つ一つに違った様々な文字、紋様が彫られており、色や形も様々となっています。また、中には苔が生えていたり、文字が薄くなっていたりと燈籠をみているだけでも長い歴史を感じとることができます。

参道には石燈籠が並んでいますが、本殿へと入った東回廊・西回廊には、江戸時代以前のものから、平成のものまで、約1,000基の釣り灯籠がずらり並んでいます。

また、この回廊の釣燈籠ですが万燈籠時には、すべての燈籠に灯りが灯されとても幻想的な雰囲気を味わうことができます。

万燈籠の時期ではなくても「藤浪之屋」の中では万燈籠が再現されており暗闇の中に浮かび上がる燈籠の幽玄の美を楽しむことができます。

春日大社は鹿がいっぱい

奈良県の奈良公園及びその周辺には約1,200頭もの鹿が生息しています。中でも春日大社では「春日大社」のご祭神が白い鹿に乗ってやってきたことから、鹿は神様のお使いとしてとても大切にされています。

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参道から本殿へと通じる道のいたるところで自由気ままに徘徊している大小様々な鹿をみることができます。ここで鹿にちなんだものをいくつか紹介します。

●鹿せんべい
いたるところにいる鹿ですが、餌をあげて触れ合うことができます。その為に必要な必須アイテムが鹿せんべい。

この鹿せんべい「奈良の鹿愛護会」から許可を得た数社だけが製造しており、売り上げの一部は鹿の保護活動に役立てられています。春日大社では参道で購入することができます。

鹿せんべいは包装紙や袋には入っていない状態で渡されます。鹿せんべいが販売されている場所周辺には必ずといって良いほど鹿が待っており、鹿せんべいを手にした瞬間多くの鹿が寄ってきます。

鹿が近くに来たらあせらず一枚ずつ渡しましょう。もし怖くなった時は決して走ったりしないように。本当に危険です。全部まき散らしたあとは両手をあげましょう。

●鹿みくじ
春日大社では鹿がモチーフとなっている鹿みくじというものがあり、種類は2種類。奈良県の伝統工芸「一刀彫り」にちなんだ木彫りの鹿みくじと、陶器でできた真っ白な白鹿みくじです。

初穂料は鹿みくじが500円。白鹿みくじが600円となっています。おみくじの中身はふつうのおみくじとなっています。見た目がとても可愛らしいので記念にピッタリ。

●鹿の角きり
春日大社で開催される「鹿の角きり」は約340年続いている伝統行事です。時期は生え変わった角が完成する10月に実施されています。

この行事は、勢子と呼ばれる人たちが角きり場に鹿を追いこみ、鹿をつかまえたのち、神官によって角を切るというものです。

場所は春日大社境内の鹿苑角きり場で実施されます。観覧料は大人(中学生以上):1000円、こども(小学生):500円となっています。当日券のみの販売で完全入れ替え制。全て立ち見席です。

かなりの混雑が予想されますが、鹿と奈良人々との共生の歴史を味わうことのできる伝統行事ともいえます。

春日大社の基本情報

【開門時間】
3月~10月 6:30~17:30
11月~2月 7:00~17:00
本殿前特別参拝 9:00~16:00
3月8日頃~3月13日、12月20~1月7日、成人の日は終日拝観不可

【拝観料】
本殿前特別参拝 初穂料500円

【駐車場】
バス・乗用車合わせて100台駐車可能

【開場時間】
2月~11月 7:30~17:00
12月~1月 7:30~16:30

【駐車料金】
バス 3,000円 乗用車 1,000円 バイク 300円

【トイレ】
春日大社国宝殿前 境内トイレ
春日大社参道 鶴の茶屋前 
春日大社 酒殿近く

【アクセス方法】
《電車とバス》
・JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バスで春日大社本殿行「春日大社本殿」下車すぐ
・市内循環・外回り循環「春日大社表参道下車」徒歩約10分
(季節によりバスの運行や時間の変更あり)
《車》
・名神高速道「京都南IC」から京奈和自動車道経由約60分
・京奈和自動車道「木津IC」から南へ約7Km
・第2阪奈有料道路「宝来IC」から東へ約8Km
・西名阪自動車道「天理IC」からR169経由北へ約10Km
《徒歩》
・近鉄奈良線「奈良駅」から約25分

春日大社のまとめ

春日大社周辺には多くの自然や歴史的建造物が残っています。一之鳥居から南門までは距離としては1.5Km。

一度、春日大社を訪れたことのある方も、お散歩気分自然と歴史を味わいながらの散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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